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 安楽寺に存在する野荒しの虎の彫刻の伝説を基に制作した作品です。左甚五郎が彫刻した虎が動き回り田畑を荒らし、村人の虎狩りによって足を槍で突かれ、血のりを辿って行くと安楽寺の虎の彫刻まで続いていたと言うものです。今まで描いてきた虎のイメージに彫刻にある肩の渦模様や足の槍傷を付け関連付けました。

 装飾的な絵画では特徴的イメージの記号を組み合わせる事により印象が決まります。黒い雷が焼き付いた様な体に金銀の眼光は威圧的に感じ、人間の無意識での虎の意味は心身の充実を現わしていると言いますから、虎はモチーフとしてパワーがあるのだと思います。

             

野荒しの虎(のあらしのとら) 

岩絵具、透明水彩、ペン、箔、吉祥麻紙 2019 

116.7×91㎝

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