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闇龗(くらおかみ)

2016 墨、ペン、吉祥麻紙 

230×480㎝ 

 暗靇とは、水神(龍蛇神)とされています。火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)という火神の血から生じ祈雨、止雨(雨ごい)などの時に霊験を発すると言われています。暗(くら)は谷間を意味し谷や渓流などの地の水を意味しここに宿る龍神とも言われています。その特性は地下の水龍と言えます。それは人間に対応する力、特性として外部よりむしろ、内部に及ぶものだと感じます。人間内部の心身の調整バランスをとり心身を充実させる特性を秘めると言います。暗靇と高靇(たかおかみ)は地と天の二龍で二極同体とされ古くから信仰を集めています。平安時代に編纂された延貴式(えんぎしき)では祈雨神八十五座の一つになっています。