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三頭五眼(さんとうごげん)

2014 岩絵具、アクリル、木、布、古書、箔、斧、立ち鎌、居合刀、仕込み杖、鎌など 

230×588㎝

 江戸中期に北陸の寺で三面鬼の頭部のミイラが発見されました。「三頭、八脚、五眼、四雙」の鬼の記述があり、この姿は衆生済度を願いこの世の罪を一身に背負って生まれた鬼の姿であるとされて、現在は石川県金沢市の善行寺に安置されています。罪の思いや負の感情の様なネガティブ(分離)の感情、その心的な力は正に働き祈りになれば、ある種の力になります。思いや祈りの力の源流としては日本固有の原始呪術と大陸から伝来した古代中国呪術、またはその二つが融合したものに大きく分かれます。その流れの中で術師の思い、呪い、祈りを共鳴増幅させる為、各呪術の特性に合った呪物が創造されました。民間には現世利益のまじないとして多種多様な方法が造られました。