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TOMIYUKI KANEKO
金子富之
野荒しの虎の彫刻は白く着彩されていた為、白虎の印象がありました。白虎は古将棋の大局将棋では成ると神虎と変化する事に着想を得て制作しました。
形の無いものに形を与えるとはある種の〝器〟を造る事だと思います。形がある事により意味や力が流れ込み、その様な精神的なエネルギーの宿った個性が出来るのだと思います。意味の世界が存在して力を人に促し、呪術や魔法の世界でもやはり形や器があった方がそこに宿る力を扱いやすいと言われます。
野荒し神虎(のあらししんこ)
岩絵具、透明水彩、ペン、箔、あかし紙、吉祥麻紙 2019
116.7×91㎝
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