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黄光飛龍(おうこうひりゅう)

2018 岩絵具、墨、透明水彩、アクリル、ペン、箔、吉祥麻紙 

230×480㎝   

 山形県庄内町深川に飛竜伝説が存在します。昔、この辺り一帯は最上川の流れの変動により大小様々な沼がありました。その沼の一つ金沼に悪い飛龍が潜み、村人は秋になると毎年若い娘一人を人身御供としていました。これを拒むと飛龍は田畑を荒らし回り悪事を働いたので村人は泣く泣く従っていました。そして庄屋の娘の番になり、娘は信心深く観音経を読み一人悪龍の来るのを待ちました。やがて凄まじい雷鳴とともに飛竜が現れ、その角は金色に輝き口からは真紅の炎を吐き襲いかかりました。しかしその瞬間、観音経の功徳により飛竜の角や牙は砕け、金峰山へ逃げ去り改心し善神(良い龍)となりました。ご利益は五穀豊穣と家内安全だと言います。